私の学校では新年度から初めて、Chromebook端末を配布して運用を開始します。


いくつか注意点があります。

1.充電について

使用開始日に初めて生徒に端末を配布することは避けた方が良いかと思います。理由は充電が充分であるかどうかが分からないないことにあります。最初の起動~ログイン操作は十分な充電状態で行うのが無難です。充電が不十分だと起動操作そのものが始められず、一斉操作に差し支えます。教室で何十台もの端末を同時に充電することはできません。

それを避けるには、使用当日確実にフル充電の状態にしておくことが必要です。使用開始する日の前日以前に生徒には端末を配布しておき、家庭で十分充電してもらってから学校に持って来てもらうことで対応可能です。その際充電には付属のACアダプタを使用することも注意しておいてください。


2.ログインパスワードの配布について

ログインパスワードのpdfが印刷される順序は、アカウントの申請時の順序すなわち旧年度のクラス番号順である可能性が高いです。そのため在校生については、旧年度中に配布するのが手間がかかりません。または新年度開始日の最初に旧クラスで集合する機会があれば、そのときに配布することができます。新入生については、それが出来ませんから事前に新クラスの学籍情報に合わせて、仕分けをしておく必要があります。


3.パスワード管理について

ログイン~パスワード変更~パスワードリセット用メールアドレス登録の作業が最初の山場です。事前に生徒には作業の流れを説明しておき、併せて次のことを伝えておくと良いでしょう。

a)パスワードリセット用のメールアドレス(例えばスマホのメールアドレス等)を用意させておく。

b)初期パスワードから自分だけのパスワードに変更する作業があるので、あらかじめパスワードを用意させてそれを紙に書いておくこと。

c)パスワード変更作業は5分間で行う必要があること。

※パスワード変更に失敗すると、自分のChromebook端末にログインできなくなります。解除することはできますが、時間もかかるし、色々な人の手を煩わせなければなりません。


4.卒業生のアカウントが残っている場合の処理

もし、ログイン画面で卒業生のアカウントが見えるようであれば、その卒業生のアカウントを削除してください。